【台湾文化】台湾に移住して気づいた生理をタブーな話題としない生活

台湾コバナシ

 

台湾に来て既に4年もの月日が経とうとしている。
文化的な側面から、同じアジア圏でも日本とは違うと
感じる台湾独特の考え方を今まで肌で感じてきた。
その一つとして今日お話しするのは生理について。

 

なんだ、女子の話か、
と思う人もいるかもしれないけど、
男性も会社で、街で、
生理中の女性と必ず関わる機会があると思う。
今までは声を大にして話すことでは
なかったのかもしれないけど
時代はどんどんニュートラルな方向へ進んでいる。
その流れは今後もっと進んでいくだろう。

 

声を大にして言おう、
生理は隠す様な恥ずかしい事じゃない

 

日本と同じアジア圏でありながら、
台湾は女性イシュー、
もっというならば「」に関わる部分で
他のアジア諸国とは異なり突出している。
そんな台湾に移住して気づいた
「生理をタブーとしない生活」
についてのお話を少しできたらなと思う。

 

 

台湾、日常の中での生理

ああ
私が台湾に来てまず、「ほぉ!」と思ったのが、
同世代の台湾人の根底にある
東洋医学の知識の豊かさ
きっと代々お母さんやおばあちゃんから教えられた
家庭医学の様なものなのかもしれない。

 

体を冷やす食材温める食材というものを
日本人が想像している以上に気にして生活している。

 

生理そのものをタブーな話題としていない為か
職場での生理トークや、彼氏やその家族にも
自分の生理情報は結構筒抜けだったりしている。

 

最初は少し恥ずかしい様な気もしていたけど、
自然現象なんだから隠す必要ないでしょ?
と言われて、確かにその考え方の方が気が楽だなと
生理に対する考え方が変わるきっかけとなった。

 

男性も生理と聞いておどおどしたりしない
生理用品を買いに行くことにも抵抗もない
日本のように生理用品が外から見えないように
他の商品と分けて紙袋に入れる様な事も特にない。
誰が見ても別に何とも思わないからだ

 

生理は身体のバイオリズムとしてあって当然のもの
寝たり、トイレに行ったりするように生活の中で
当たり前のように繰り返されるルティーン。
だから恥ずかしいと思うなんてことが不思議なよう。

 

 

法で定められた台湾の生理休暇


生理の痛みや苦しみは個人差がすごく大きい
青ざめて吐き気がする人もいれば、
下着を汚してしまってから、
「しまった!来てたのか」と
気付く様な無痛のタイプもいる。


ただ、いずれのタイプも、
生理前の静けさPMS期)に
ヒステリックという名の怪物に取り憑かれたり
自分でも慄くほど物を食べまくったりするなど
身体には確実に変化が起きている。


朝は特にしんどい。
大袈裟じゃなくて、そうれはもう壮絶に。
うめき声をあげつつ、
台風が直撃してくれたら」と願い、
ゾンビの様に布団からズルズルと
這い出たことのない女性の方が少ないのでは。

休みたいけど、生理なんかで休んだら
何を言われるかわからないと
おちおち休んでもいられない、
でもしんどい状況を我慢して出勤したところで
職場でパフォーマンスが上がるなんて事ないけれど。
(ちぇっ)

 

でも台湾では、生理による休暇が較的取りやすい。
出社したときに変な羞恥心に苛まれることもなく、
周りが皆生理休暇を取るから自分も非常に取り易い
生理休暇とは名ばかりの、休め休め詐欺ではなく
実際に当たり前の様に消費されている
法で定められた休暇なのだから。

 

その名も「性別工作平等法
生理休暇を始め、女性の体の特質上、
必要であろう休暇を取り決めたものをまとめた法律だ。
生理休暇以外にも、家族を看病するための休暇や
出産立会い休暇、産休、育休などが含まれる。

 

以下は台湾のWebメディア
goodjob〕で紹介されている
性別工作平等法」の生理休暇に関する部分。

生理休暇〕毎月いつも数日体調が優れません…
生理が来たらどのように休暇を取ればいいですか?

  • 毎月1日生理休暇を取得することができる。
  • 休暇を取得した日の給料は半分のみの支給
  • 1年間で3日以上の生理休暇を取得すると、
    それ以上は病欠扱いとなる。
    ただ、名目は生理休暇となり、
    生理休暇同等の待遇を取得できる。
    (給料半分支給の病欠は1年で30日間まで)
    ※生理休暇の際には、
    証明書等の提出は必要ない
    雇用主は生理休暇を欠勤とみなすことは出来ない。

 

正直なところ、生理は1日目と3日目が激ツラなので
1ヶ月に1回のみ(しかも減給される)、
1年で3回までというのはなかなか厳しい内容。
でもないよりはマシかなという程度。
大切なのは制度内容云々ではなくて、
そういう制度が公的に認められている
社会構造自体が素敵だという点かなと。

 

生理は毎月必ずやってくるんだから
罪悪感なんて感じてたらやってられない。
激しい眠気に、無駄なイライラ、憂鬱感、
どうせメンタルがOFFの状態なのだから
無理して出勤するより、調子が戻った時に
ハイパフォーマンスをした方が
おそらく自分にも周りにも
WIN–WINだと思うのは私だけだろうか?



台湾に浸透している生理中のタブー


食べ物に関するタブーが多い台湾、
真夏の猛暑の中、生理中にスイカを食べていて
同僚にスイカを没収された事が今でも
鮮明に思い出される……
生理中に体を冷やす食べ物はご法度なのだ。

 


これによると生理中に気をつけるべき飲み物は
大きく分けて2種類ある様だ。

 

タブー其の一:酸味の強い飲料


レモン入りの水や、オレンジジュース、
梅のジュース、フルーツビネガーなど
酸性の強い飲み物は避けた方がいいそう。

 

タブー其の二:体を冷やす素材の飲料


トウガン茶、スイカジュース、トマトジュース、
パイナップルジュース、緑茶、薬草茶、など
体の熱を取る素材で作られた飲み物は控える。

 

これを友達のお母さんとか、
優しいおせっかいなおばちゃんとかに
言われるんじゃなくて、
10代、20代の台湾人ガールやボーイ
結構食い気味で言われるからタジタジ。
スイカ、速攻で食べられてしまったのはいい思い出。

 

台湾男性の生理中女子に対する意識

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あくまで個人的主観なんだけれど、
台湾の男性は彼女、奥さんなどが機嫌を損ねない様
気を使うことが習慣化している様な気がする。
そのせいかどうかは定かでは無いけれど、
ネットで「對生理期 台灣男生」と検索すると、
生理中の女性をサポートするポイントなんて記事が
いくつも見つかるのが興味深い。

 

 

生理だって偏頭痛や腹痛と同じ
身体の動きに対する反応の一種、
何も複雑なことはないし、
突然噛み付いたりもしない。
そう考えればしんどい人をサポートする側も
情報は知っておいても損はないのかなという感じ。

 

女性は生理の時別に自分がお姫様になったとは
思っていないと言うこともついでに書いておこう。
ただ無意識に周りの人に思わず
当たってしまう事もあるから
こういったサポートは女性を助ける反面、
男性も自分に来るとばっちりが少しマイルドになる方法だ、
くらいの認識でいいかなと思う。

 

強制されてやるものでも無いと思うけれど、
もし労ってくれたら心の底から感謝したい
気分的にはお腹の中の地獄の門が開いた様な
そんなDead or Alive状態にいる苦しみだから。

 

  • 黒糖しょうが茶、龍眼と棗のお茶を準備する
    (手作りじゃなくてコンビニのものでも良い)
  • お腹を温める「めぐリズム」を準備する
  • 情緒の不安定さをできる限り受け止めてあげる
  • 彼女と一緒に簡単なエクササイズをする
  • いつでもどこでも生理用ナプキンの準備を


こういう記事が出ているということはつまり、
台湾でも全ての男性がみんな当たり前の様に
上記のことをすんなりできるわけではなさそう。
でもこう言うキーワードで検索する人がいるから
記事もそれなりに存在しているんだろうな。
私は個人的に別にナプキンは自分で買うし
好みとかあるから別にいいよと言う感じではあるが…


結局何が言いたいかと言うと、
しんどいから労ってとか、
臆せずナプキン買ってきてと言うよりも、
どちらかと言うと、
「あの毎月の様なサイコパス現象は
コントロールできません、かたじけない。」
この一言に尽きる。
わざとじゃないよー、自分でも制御難しいよー
と言うことを知っていてもらえるとこちらとしても
暴走しや…

 

 

まとめ

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女性は月に三度性格が変わると言われているほど
ホルモンバランスが心に強く影響してしまいます。

 

1ヶ月のうちに情緒が安定しているのはわずか1週間
だとか言われたりもしています。
本当にアウトオブコントロールなんですが、
それを意地と気合いでどうにか押さえ込み、
1ヶ月のうち3分の2は正常な状態でいられる様
努めているのが世の女たちです。

 

情緒を自分たちでコントロールするのは至難の技。
周りの理解やサポートがあれば私たちは何十倍も
楽に生きていけるし、パフォーマンスだってきっと
向上するに違いないと思う。

 

人間誰しも自分が実際に経験していない
痛みを理解するのは難しい

だけど、これから先は生理の時でも
辛い時は辛いと言えて、
本当にもうダメな生理ゾンビになった時は
潔く休めて、エネルギッシュなときに
その穴を埋めさせてくれる様な
社会になってくれたら未来は明るいなと思う。

 

そして男性も、もし女性側がまだ知らない
男性特有の苦しみなんかあれば、
シェアしてもらえればよりいいかなとも。
互いの性のしんどいとこ、折り合いつけて
カバーしあって世の中うまく渡り歩いて行こう。

 

次回は『変わりつつある世界の生理用品業界』、
中でもいち早く現代のニーズに応えた新しい
Neo生理用品として、世界中のアイテムを紹介。
紙袋で生理用品を隠して渡す時代はもう終わりが近い…?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!今後も旅にまつわる情報をどんどんUPする予定なので是非シェア(@_wanderlustclub)などしてやって下さい。旅の相談、海外生活、何かあればお気軽にどうぞ!

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