【台北イベント】現代台湾のタピオカミルクティ文化大解剖〔吸茶展 Suck My Culture〕vol.1

イベント
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お茶とはアジアの人々にとって生活の一部とも言えるほど身近にあるもの。一説には唐の時代からお茶を飲むという習慣があったとか。でもそのスタイルは時代によって形を変えているのです。それでは、現代の台湾ではお茶というとどのようなスタイルが主流なのか。

答えは、まさしくテイクアウトスタイルのお茶です。テイクアウトドリンクの存在なくして台湾の現代茶文化は語れません。中国語ではテイクアウトのタピオカドリンクだったり、チーズクリームティーだったりそれらを総称して〔手搖飲料〕と言います。「手で持って振りながら飲むもの」という意味です。日本でも最近台湾のお茶文化を取り入れたドリンクスタンドが立て続けにオープンして人気が高いですよね。

吸茶展 Suck My Culture〕は台湾人の血液とも形容されるほど体を満たしている各種お茶、その〔テイクアウト飲料文化〕に注目したPOP UPイベントです。本日は台湾人キュレーター兼デザイナーとして著名なPili Wu氏(無氏製作)によるガイド付きイベントに参加してきたので、現場で思いっきり吸収した内容をお伝えします。

 

台湾テイクアウト飲料大解剖!

みなさん、現代の台湾において一体年間何杯のテイクアウト飲料が消費されていると思いますか?実は年で換算するとなんと約10億杯も飲まれているんです!台湾の総人口が2358万人と言われているので一人あたり年間約43杯も消費していることになりますね。小さな島国台湾でいかにテイクアウトドリンクが日々の生活に欠かせないものなのかが伺えます。

そしてこのムーブメントは日本をはじめとするアジア諸国だけではなく、シドニーやロンドン、ニューヨーク、パリなど欧米諸国にも飛び、多くのドリンクスタンドが誕生しました。販売価格は台湾の約5倍ほどですが、その人気は近年さらに高まっているそう。

テイクアウト容器の種類

テイクアウト飲料にはデザイントッピング茶の種類砂糖の種類ミルクの種類カップの形状など様々な要素が絡み合っており、それらは日に日に進化を遂げています。黄色い蓋のついたものは台湾のあるエリアで導入されているリユーサブルカップ。近隣のドリンクスタンドどこにでも空きコップを返却できて店側はそれを再利用できて環境に優しい。奥の水筒はタピオカを最後の一粒まで吸い切れるように内部を改良し、さらに蓋をあけると飛び出す太いプラスチック製のストローが特徴。台湾が初めてこのようなデザインを考案したそうです。

 

砂糖の種類

砂糖だけでも何種類も使用されています。ここにあるだけでも、冬瓜糖黑糖高果糖類(コーンシロップ)、蜂蜜甘蔗糖(サトウキビ)などなど。その他様々な甘味料が使われていて興味深いです。どんな小さいお店でも甘さ、氷の量が自分の好みにカスタマイズできるのってよくよく考えると結構すごいですよね。そして皆さんだいたい甘党なので、デフォルトだと結構甘いです。なのでドリンクを注文する時、私は砂糖を1/3にしてもらっています。

 

ストローの種類

ストローも紙製からガラス製まで様々です。近年ではストローによる環境破壊が台湾国内で問題となり、2019年からは正式に大型ファストフードチェーン店にて使い捨てストローの提供禁止が決まりました。国家単位で使い捨てストローを禁止する動きは世界でもまだ例を見ない初の試みです。その影響もあって、カフェでもスチール製ガラス製のものを、テイクアウトでも竹やサトウキビの素材を利用したもの土に還るバイオストローなどが徐々に使用されるように変わっていってます。

 

トッピングの種類

トッピングも各店舗で個性が出るところです。愛玉凍(オーギョーチー)、仙草凍芋圓(芋のお餅)、粉圓(タピオカの友達)、珍珠(タピオカ)、西米露(タイ料理などに出る白くて小さいタピオカ)、椰果(ナタデココ)、蘆薈(アロエベラ)、百香果(パッションフルーツ)、奇亞籽(チアシード)、寒天球布丁(プリン)、紅豆(あずき)、波霸(大きいタピオカ)など数えたらきりがないほど好きなものを好きなだけカスタマイズすることができるので自分だけの一杯を楽しめるのがたまらないです。

 

ミルクの種類

こちらはミルクティーに使用されるミルクです。煉乳(コンデンスミルク)、奶粉(粉ミルク)、鮮奶(牛乳)、奶精(コーヒーフレッシュ)など。個人的にはやはり鮮奶を使用したものが濃厚で美味しいと感じますね。

 

お茶の種類

お茶の種類が豊富なのは言うまでもありませんね。台湾の烏龍茶や紅茶だけでも無数とあるお茶ですが、日本のものやその他国外のお茶もふんだんに取り入れて気分に合わせてチョイスできるので嬉しいです。台湾茶の魅力に一度でも触れてしまうとその深遠さに驚きます。緑茶にミルク?麦茶にあんこ?人の組み合わせにあれこれ言うのはナンセンス、自由にそれぞれが好きなフレーバーを楽しむべしなんです。

 

産業、経済、健康、農業から見る茶文化を読む。

こちらのスペースにはタピオカモチーフのクッションチェアが置かれています。(主催者もジョークで言っていましたがコレはアレではないです★)後ろの垂れ幕は、テイクアウトドリンクの蓋の部分を作る材料(封口膜)のビニールを表しています。そしてこの〔封口膜〕も台湾が初めに発明したものなんですよ。

テーブルには経済、産業、健康、農業、流行など様々な分野における台湾ドリンクに関する書籍や雑誌が置かれています。来場者にここでドリンクについて語ってもらうためのスペースだそう。

 

〔封口膜〕には大抵謎のモットー小話など面白い一言が添えられていて、垂れ幕にもそのオマージュが書かれていました。

 

実物はこのような感じです。いかにもローカル!という感じのお店ではだいたいこのようなキャラクターもののデザインが主流ですね。

 

マイオリジナルティーをカスタマイズしよう。

こちらはipadを操作して実際にお茶を自分でカスタマイズしてみるという体験コーナー。コレが意外と面白いのです。操作をしながら、なるほどこんなにも種類が豊富なのかと初めてみるトッピングなどもあり図らずしも新発見の続出。

 

私はベイリーズ入り金木犀カラフル粉圓ルビー紅茶という聞いたことのない組み合わせを創作。味の想像がまるでできません。なんでも混ぜれば良いってものでもないのでしょうか…

 

Vol.1まとめ

台湾のドリンクが日本でも人気が上昇している昨今。この記事を見て、今後日本でドリンクショップをやろうと考えている方が参考にできる様、今回はより丁寧に詳しく解説していきたいと思います。少し長くなってしまったので、Vol.2にて他のお部屋や展覧会特別グッズなどを紹介します。ちなみにこのイベントは今後も7月まで開催していますので気になる方は是非覗きに言ってみてくださいね。詳しいイベント情報はまた後半で。

 

vol.2はこちらからどうそ!

 

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