台湾のテイクアウトドリンク文化はもはや台湾人の生活にとってはなくてはならないもの。独自の進化を遂げてきた最新のタピオカドリンク事情や、パッケージデザインなど様々な角度から見たドリンク業界のお話を、前回〔吸茶展 Suck My Culture〕vol.1で紹介しました。
それに引き続き今回は「参加した後は必ずタピオカドリンクが飲みたくなる」という魅惑のPOP UPイベント〔吸茶 Suck My Culture〕のイベントレポートvol.2ということで、前回紹介しきれなかった部分をまとめてお伝えしていこうと思います。
お茶との向き合い方を知る
こちらのコーナーでは、台湾の歌手やお茶ブランドのオーナー、デザイナーなどの著名人がお茶とどう向き合っているのか、彼らにとってお茶とはどう言った存在なのかということを展示してあります。お茶と聞いて思い浮かべる品々が一人一人違って、当たり前だけどお茶に対する考え方は人それぞれなんだと再確認できました。
こちらは本日イベントガイドをしてくださったPili Wu氏のお茶にまつわる品物。彼にとってお茶を飲むときには漫画がそばにある環境が多かったと言います。この短くて太いストローは小さいカップ用。レトロなストライプが可愛らしいですが現在ではあまり見かけない懐かしいデザイン。
ある人はお茶といえば麻雀!麻雀は長期戦になることもあるので、こうして冷めるのを防ぐ蓋つきのコップがぴったりなんですね。
台湾の著名なバーテンダーのお茶にまつわる品物はこちら。台湾のバーでは多くの場所が烏龍茶や紅茶をカクテルに使用します。たからこそ、彼にとってお茶とはカクテルを作る道具と関連が深いのでしょう。
あなたがもし一杯の飲み物なら何になる?
最後のエリアの壁全体に典型的な台湾のテイクアウトフード&ドリンクのメニュー表がたくさん!コレは「もし自分が1杯の飲み物だとしたらどんなものになるのか?」というテーマで自分の特徴にあった飲み物をカスタマイズしてみるというコーナー。
自分がドリンクになったつもりで考えるなんてこと人生で初めての経験だったので、人にも甘く自分にも甘い私はきっと甘めの飲み物だろうとか、いや、でも案外さっぱりした性格だから無糖のお茶かもとか友達とワイワイしていました。デートできても、家族で来ても、友達と来ても、もちろん一人で気ままに来ても楽しめるアクティビティの一つです。
ドリンクを通して自分自身を見つめ直すというなんとも不思議体験でした!
イベント参加特典
特典1:イベントオリジナルグッズ
イベント会場の〔台灣設計館〕の同じ敷地内にあるギフトショップ〔設計點〕では、今回のイベントにちなんだハイセンスなデザインが特徴のガラス製ストローが販売されています。デザインはPili Wu氏(無氏製作)によるもの。幾何学模様が魅力的です。タピオカや少し大きめのトッピングも吸い込める様にストローはかなり太めに作られています。
実は外で使い捨てストローをもらう度にもったいなくて断っていた私。それでもストローがあったほうが作業中など何かと便利ということで、ずっと繰り返し使えるストローでいいものがないかちょうど探していたところだったので迷わず購入。実は一つ一つ太さが違って、タピオカ用、フルーツ入り用、アロエ用など用途が分かれているのも面白いポイント。
コレでタピオカドリンク飲んだら普通のティータイムがもっと楽しくなりそうな予感。台湾では今後マイ箸ならぬ、マイストローが一般化してくるかもしれませんね。〔吸茶展 Suck My Culture〕の入場チケットを見せると10%オフになるのでお忘れなく!
特典2:春水堂のタピオカドリンク
タピオカミルクティを初めて提供したと言われている台湾の人気店〔春水堂〕、〔吸茶展 Suck My Culture〕のチケット提示でSサイズのタピオカミルクティー2杯が155元でゲットできます。このイベントを見終わる頃には必ずタピオカミルクティの口になっていると思いますので、休憩がてら是非同じ敷地内にある〔誠品松菸店〕の中にあるお店へ行ってみてくださいね。きっと今まで飲む一杯よりも、もっと深く味わって楽しめることと思います。
イベント情報
場所│台湾設計館01/02/03展區 (松山文創園區 松菸口)
票價│成人150元・学生 / 団体100元
松菸口HP│https://www.songyancourt.com/
台湾設計館FB│https://www.facebook.com/TDMuseum/
まとめ
今回のイベントでPili Wu氏が話していた中で、「台湾人はなんでもとりあえず適度にいい感じにしてみるという感覚がある。文化的にも混ざり合っている部分があるのでミックスすることに違和感がないからだと思う。」という言葉が印象的でした。日本はどちらかというと1つのものを突き詰めて味わうというスタイルが根付いているような気がしますが、台湾人のチャレンジ精神と寛容な心はきっとこれからも斬新な角度で面白い文化を生み出すことでしょう。

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