【台湾】ハロウィンにお勧め3選!ホラー映画で台湾の風習を知ろう!

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みなさん、ホラー映画は好きですか?一人で見るのは怖すぎますが、みんなで集まってワイワイしながら観るホラー映画は割と好物な私です!

ホラー映画をここ数ヶ月狂ったように鑑賞していて一つ気づいたことがあります。それは、ホラー映画はその国の風習や習慣、宗教や古くからの言い伝えに深く関係しているということ。つまり、文化人類学的観点からホラー映画を見るとただ単に怖いだけじゃなくて、文化的なことも知ることができると。そうすることで、旅行しただけではわからない台湾のより深い部分を知ることができるんじゃないかと思います。

特に今はまだ気軽に台湾に来れない方も多いと思います。美味しいグルメや観光地巡りもいいですが、いちど騙されたと思って台湾ホラーにトライしてみて下さい。ということで、今回は私が今までに鑑賞した台湾ホラー映画のうち、おすすめ作品を3作品ほど紹介していきたいと思います。それぞれの作品紹介の最後に、実際の風習と、台湾で禁忌を犯さないために注意するポイントをまとめたので、参考にして下さい。

粽邪/The Rope Curse (2018)

ストーリー概要

台湾中部に古くから伝わる伝統的な除霊儀式〔送肉粽(ソンローゾン)〕が題材となった台湾ホラー映画。台湾でも問題視されている学校内で巻き起こるいじめ問題もストーリーにうまく絡み合い、悲しも恐ろしいストーリー。この儀式をたまたま目撃したYoutuberの主人公らが、再生数を稼ぐためにタブーを破り、その恐ろしい事件に巻き込まれていく。

 


〔肉粽(ロウゾン)〕とは台湾風チマキのこと。5月の端午節という節句の日に各地で食べられるローカルフードです。地域によって味や具材が異なるのが特徴の一つ。もう一つの特徴は、写真のように紐で縛って店先などに吊るされているということ。この様子から何を思い浮かべますか?

実は、チマキがこのように吊るされた光景は首を吊って亡くなった者の姿を彷彿とさせるとされ、そのような行為の比喩として「チマキを吊す」と表現されることがあるんです。台湾では首を吊って亡くなった者の怨念は特に強いと信じられており、代わりとなる人間を求めて死後も彷徨うと考えられています。その為、台湾中部の彰化や鹿港で今でも実際に「送肉粽」と呼ばれる除霊儀式が行われます。そして仮にたまたま遭遇した場合でも、決して直視してはいけないと言われています。

ただただ怖いシーンばかりではなく、青春を感じさせるシーンもあり、その穏やかさが後半の恐怖をより掻き立てるなかなか切ないホラーです。台湾の風習を知るという意味でもとても興味深い作品でしたので、台湾好きの方は是非みてみて下さい。

映画に登場する風習【送肉粽】

【送肉粽】の儀式
首を吊って亡くなった方の供養の為、使用された縄をお祓いしたのち燃やす。そしてその縄を海に投げ入れる。

★注意★

  • 道端で行進するご一行を見かけても直視してはいけない。
  • 台湾では無闇に落ちている縄や紐に触れてはいけない。

屍憶/SHIOKU(2015)

ストーリー概要

主人公である(イケメン!)ハウはTVプロデューサーの仕事は順調で、私生活でも恋人と結婚式の準備をしている最中と全てが順風満帆。彼は話題になるようなテーマで番組を盛り上げようと、台湾で古くから行われてきた「冥婚(ミンフン)」を取り上げドキュメンタリーを制作している最中、公園でふと赤い封筒を見つけ手にとってしまう。その日から彼の周辺で奇妙なことが起こり始める。どうやらそれは彼の前世と関係があるようだが…。

主人公の男性と、もう一人霊感の強い女子高校生の視点で物語が進行します。このツーサイドストーリーがなかなか面白かったです。最初はこの二人の関係性が分かりませんが、ストーリーが進むごとにつながりが見えてきて…

 

屍憶のビジュアルポスターにも登場しているこの映画のキーアイテムともなるのが「紅包(ホンバオ)」と呼ばれる紅封筒。台湾をはじめとする中華圏では、赤色は縁起のいい色として好まれており、特に縁起の良さを強調した赤色を「大紅(ダーホン)」と呼んでいます。年末のお年玉も「紅包」と呼ばれて、この赤い封筒が使われます。

でも道端でもしこの紅包を見かけても、決して拾ってはいけません。それは台湾や東南アジア諸国に伝わる「冥婚(ミンフン)」という風習が関係しています。

映画に登場する風習【冥婚】

【冥婚】
未婚のままこの世に未練を残して亡くなった若い者の魂を慰めるために行われる弔いの儀式。若い女性が未婚のまま亡くなると、遺族は紅包のなかに彼女が生前身に付けていた物や現金、遺髪、遺影などを入れ道端に置き、物陰に身を潜めて誰かが拾い上げるのを監視しています。拾い上げたら最後、強制的に死人と結婚させられるというなんとも恐ろしい風習です。

台湾では誰もが知っているタブーなのかと思いきや、そうでもないらしいです。台湾人の中でも知らない人がいるので、主人公も知らずに拾い上げてしまったんですね…

★注意★

  • 落ちている赤い封筒は絶対に拾わない!
  • うっかり拾ってしまった場合はとにかく逃げる!

人面魚/ The Devil Fish(2018)

ストーリー概要

人面魚に関する都市伝説の残る台湾のとある地域、そこである日父親による一家惨殺事件が起きてしまう。悪魔を払う為、霊媒師であるリンは父親に取り付いた邪悪な悪魔を魚に憑依させ閉じ込めるという危険な儀式を行なっていた。一方、離婚後のショックからまだ立ち直れない母親(ビビアン・スー)を元気づけるため、ビデオコンテストで賞を取り、旅行をプレゼントしてあげようと考える少年ジャハオは、優勝するためにその危険な儀式を撮影しようと忍び込む。一部始終を目撃した彼は友人が止めるのも聞かず遺棄された魚の口から出てきた稚魚を家に持ち帰り育て始めるがそこから母親の様子がおかしくなり…

こちらは劇場版ポスターの別パターンのものです。人面魚の都市伝説は台湾ではとても有名な話で、実際に新聞にも掲載されるほど物議を醸しました。

ことの発端は、1993年台湾南部に住む夫婦ら五人が高雄の渓谷に釣りをしに向かったところから始まります。釣りを楽しんでいたところ、4kg程もありそうな大きな魚が釣れたので五人は意気揚々とその魚を焼いてかぶりつきました。まさにその時、どこからともなく「魚の肉は美味しかったか」と言う怒った女の怒鳴り声の様な言葉を聞いたと言います。その時目に入ったのが、目の前の魚の鱗に浮かび上がる人の顔だったのです。


この写真はその時の魚を撮影した実際の写真です。左上に片目、鼻、そして口と浮かび上がっています。これだけでも君の悪い話で、都市伝説として成立しそうですが、この話にはまだ続きがあります。

五人が山を降りたその翌日、この魚を釣り上げた男性がたった34歳と言う若さで原因不明の突然死とによりこの世を去ります。このことはニュースでも大々的に取り上げられ、それまで五人の話に懐疑的だった人々を震え上がらせることとなりました。

映画「人面魚」はこのセンセーショナルな一連の都市伝説にアレンジを加えて事件を深掘りしていく内容となっています。実際にあった話をもとにしていると言う点で、紅衣少女(紅い服の少女)という伝説をモチーフとした映画と共通する部分がありますが、この「人面魚」はその「紅衣少女」の3部作目ということで、内容に若干つながりがあるので見てみると面白いと思います。

映画に登場する風習


この映画は山の中のシーンから始まります。台湾では山で怪異現象が起こることが少なくなく(紅衣少女も山登りをしている際の列に勝手に紅服を着た女の子が映り込んでいた。)そのためタブーも少なからず存在しています。人面魚の伝説単体では、これというタブーはないので、ここでは台湾人が山に登る際にしてはならないと言われているタブーを紹介します。

山登りをしている際は、人の名前をフルネームで呼んではいけない
→呼ばれた者は山に棲む穢れを家に連れ帰ってしまうと言われている。

肩を叩かれても決して振り向いてはいけない。
振り向くと取り憑かれてしまう
(これは山だけに限られた話ではないですが、山では特に注意!)

イベント情報

台北百年老宅萬聖節變裝派對
Reincarnation – Halloween Party at historical residence in Taipei

私がウィルスに仮装してPR活動に参加しているハロウィーンのイベントが、本日と明日の二日連続で開催されます。築100年以上の家屋で東洋をテーマにしたクールなハロウィンパーティです。興味のある方はアジアンホラーテイストに仮装してお越しください。

日時:2020.10.30(Fri)、10.31(Sat)
時間:20:00〜2:00
費用:チケット700元
場所:魯蛋茶酒館第二店
         台北市大同區迪化街一段296號

 


   

まとめ

いかがでしたか?その国や地域ごとに都市伝説があって、それらはその土地の文化や風習とも関係があるのはとても興味深いですよね。今回紹介した3作品のジャンルはホラー映画ですが、文化的な部分やレトロな家の作り、インテリアなどをじっくり見てみるととても面白いです!今年のハロウィーンんは是非アジアなホラー映画を楽しんでくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございます!今後も台湾にまつわる情報をどんどんUPする予定なので是非シェア(@_wanderlustclub)などしてやって下さい。旅の相談、海外生活、何かあればお気軽にどうぞ!

 

 

 

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